2015年9月11日金曜日

今日のランチ(2015.9.11)

ワカメごはん・サケ香草焼・茎ワカメのサラダ・肉じゃが・牛乳・アップルパイ


 今日のランチメニューには、指摘されなければ見逃してしまいそうな、小さな「つながり」が存在しています。ヒントは「緑色」と言えば分かるでしょうか? そう、白いご飯の中に散りばめられたワカメと、メインであるサケ香草焼の横に添えられたサラダの中に入っている茎ワカメです。
 前者は海の栄養をたっぷり吸い込んだワカメが白米に絶妙な味付けを施していますし、後者はワカメの葉の芯の部分がコリコリとした歯ごたえを演出しています。
  ワカメは、食物繊維と余分な塩分を体外に排出してくれるアルギン酸が大量に含まれており、栄養価が高いのにカロリーはほとんどない、しかも肌を綺麗にするビタミンB2が豊富なことから美容食としても人気が高い食材です。
 乾燥すると軽くなって運搬も容易なことから、日本の食卓で広く愛されています。歴史を紐解くと、縄文時代の遺跡からも見つかっており、古くから食されていたことが明らかになっています。
 また最近の研究では、ワカメが海中のリンや窒素を取り込みながら成長することから、海水をきれいにする水質浄化作用が注目を集めています。

 添加物や保存料が入ったものが多い昨今の食品事情の中で、敬和のランチでは、毎日食べる生徒の体や命をキレイにする一品が優しい輝きを放っています。 (N.M)